『俺(Katsu)流中古車の選び方』中古車販売店勤務の俺自称『いごっそうメカニック』が本音で 自分なりに中古車購入の場合のノウハウ教えちゃいます。 1. 欲しい車種、興味のある車種を充分練って決めること 欲しい車の用途であるとか購入後の改造等も念頭に入れて考えて欲しい、 例えば、「通勤や遊びで充分飽きの来ないスポーツ車が欲しい、ローダウンとホイルを変える予定」などと・・ 良く、『あの車が欲しいんだけど、どうですか?』なんてとっぴな質問をされるが、どんな風に乗りたいの?と質問返しで返答している、 実際、走り屋やりたい人間がVIP系を選んでも無理な話だし。 ミニバンでゼロヨンなんかは出来ないからね・・・改造すりゃ何とかなるが一体幾らかかる? 人気や他人の言うことに惑わされず自分なりの考えが必要だと思う。 ちなみに中古車の人気車種は反面安価な車である。 何故安いのか?考えるとそれだけ市場に溢れている=乗り飽きる車とも言えるし=不具合の多い車とも言える・・・・ 2. ネットや雑誌で車の相場を知ろう! 中古車の価格は意外と幅が広い、相場がどのくらいなのかは車種を決める時にも必要・・・ 雑誌は発売日までのタイムラグがあるので中古車情報ならネットが早いだろう・・・・発売日までに車両が売れてしまうことがわが社中では多々ある。 相場を比較するならデータとして雑誌は使える・・・ 車好きは沢山います、情報も様々・・・それぞれの車にはオーナーサイトなどがあったりします。 選んだ車のサイトを見てその車の短所や長所も見ておこう。 偏ったファンも居るので要注意! 車にも個性があり長所、短所は様々、完璧な車は無いから 一車種を誉めちぎるようなものは怪しい・・・ 3. 予算はしっかり決めよう! 雑誌やネットで表示されている価格はほとんどが車両本体価格、 購入には法廷諸費用や手数料、整備費用などが加算される。 『9800円』の表示だからそれで買えると思ったら大間違い! ちなみに乗り出しまでの価格は各社様々ですが・・・ 車は買ったら終わりではない、メンテナンスも必要だから、 購入後のトラブルも踏まえて予算を決めないとすぐ転売なんて事もある、 改造費なんかもあるだろうから車両購入費用のほかにメンテ費用等も考えておこう。 4.実車の確認・・・ ネットでの写真のみの購入など最近多いが、必ず実車を確認しないと意外と後で泣きを見る、 販売店は写真撮影のための手法はあの手この手で考えているのだから・・・もちろんわが社中でも・・・(社内秘ですが) 写真などは写し方ひとつで凄い良い車を演出するのは簡単です。 必ず実車を自分の目で確認することをお勧めする いかに安い車が見つかったと言え自分の目で確認に行けない様な場所での購入はそれなりのリスクも念頭に置こう・・・ 更には納車陸送なんて言うと費用もそれなりにかかるから結局近場で購入したほうが結果的に安かったなんてことも・・・ 必ず原車を確認するのは必要ですよ 5.実車の確認・・・「チェックポイント」 車を見てもなかなか判らないなんて普通ですよね。 中古車を見極めるのはプロであっても難しいこともあります。 外観、内装なんかは簡単でしょうからここであえて書きません。 「修復車、事故車」こんな言葉がありますが、これにこだわるのでは中古車は手を出さないほうが無難です、 実際、人気のある中古車は安価であればあるほど修復車です。 また、高価な場合でも事故車であったりします。 ようは、現在の状態がどうかです、しっかり修正が行われているか? 走行や保管に耐えうる修理がされていれば良いとは思いませんか?その分安いのだから・・・・ 重要なのは心臓部のエンジン・・・ 必ずエンジンをかけ音を聞きましょう。 同車種、もしくは同メーカーの調子の良いエンジンの音を聞き覚えたり。 その場に同車種があれば聞き比べるとよいでしょう。 ボンネットを開けて眺めたり、下回りを覗き込んでも、売る側が清掃していれば判断できませんから・・・・音というのはごまかせませんからね・・・ 更に運転席に乗り込みA/Tの場合でもM/Tの場合でもブレーキを踏みながらシフトを入れ軽く踏み込んでみる・・・・ A/Tの場合車種によって違いますがおおよそ2500回転から3000回転位まで踏み込んでトルクがかかっていれば良いかと思います。 もしそれ以上踏み込める場合は滑りが考えられます。 M/Tの場合は単にクラッチの確認です 試走行など行えれば良いのですが、店によってそれぞれ事情もあるので出来ない場合が多いのでその場でのチェックです 6.購入決定♪手続き・・・ 見積もりをもらい確認しましょう。 諸費用・・・・法定費用(自動車税、重量税、自賠責、印紙代) これらは当たり前の費用です 代行費用・・・・登録代行費用、整備費用、車検整備費用、 納車費用、下取り費用、車庫証明費用、 下段はそれぞれの店で変わりますが、上段の内容は必ず どこまでが含まれるのか確認が必要です。 現状渡しという場合は整備費用はなくなりますが保証などが受けられない場合が多いので注意が必要です。 保証付きなんて謳っている場合も 消耗品の部分をどこまでに区切っているか確認しましょう。(ダイナモ、スターター、A/C等の保証はどうなっているか) 実際、路上エンコなんてとき、販売店はどこまで費用を負担してくれるのか? とか、修理を必要とする場合どのくらい販売店が負担してくれるのかとか?・・・ 保障期間は?どのくらいなのか等保証の内容は必ず確認が必要ですよ。 契約書の内容も必ず納得いくまで詰めたほうが良いでしょう。 口頭の説明ではおいしいことを言い、文面で抑える・・・これが常等手段なのですから・・・・疑ったらきりは無いのですが大切な契約書 法的にも幾らごねても契約書が重視されますからね・・・・ 納得いかない場合はサインや判子は無闇に押さないことをお勧めします。 7.納車 整備等の準備や登録などで納車までは時間がかかります。 その場で乗って帰れるものでは無いですから・・・ 契約時に納車準備中の整備に関して問題があれば些細なことでも連絡、確認を提案したほうが販売店としても購入者としても良いことです。 いざ整備って時に大きな問題を抱えていたりすることもまれにあります。 それは展示車を動かして見ると出てくる場合があるのです。 不具合をうやむやにしない・・・これも大切だと思いますよ。 納車日・・・・ 必ず原車の確認をしましょう。 このとき初めて試乗の時間を設けるってのも手です。 実際近所を走り回って確認する、15分ほどで大まかな確認は出来ますから・・・ 引渡し書類の確認・捺印などは現車の確認の後に行う、これも後に泣きを見ない知恵 書類などもきちんと確認しないと住所や名前が違うなんてこともあります。 実際印鑑証明で行う作業ですから間違えはなさそうなのですが・・・人のやることですから・・・・ また、乗り始めて一週間くらいは気になったことがあれば販売店に相談しましょう さぁ♪これであなたの車です・・・ 日ごろのメンテナンスを怠らず、常にベストコンディションを保ち 快適なカーライフをエンジョイしましょう ここに記載したものはあくまで自分ならこうする・・・ と思ったもので、中古車業者を疑った批評などではありません。 しかしながら簡単に中古車販売業は始めることは可能です、 中には悪質と呼ばれる業者もあり、また無頓着な業者も居ることは事実です ユーザーの泣き寝入りは俺も悲しいことです。 購入をきっかけに車が嫌いになったり、妙に中古車を批判されたりなども。 外車や中古車が不具合が多いなどというのも単に購入の際に選んでない場合によって吹聴されたものと思います 様々な車があり販売方法があります。情報に惑わされること無く、 それぞれの可能性を秘めたカーライフを楽しめるように、 少しでも皆様にお役に立てばと販売者の立場も踏まえて記入したものであくまで『俺流』ですから・・・ ジャンル別一覧
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